【上演中止】2021年5月 ぶいの「ぺ」公演『No.1 Pure Pedigree』





フクロウが鳴いている,

きみには聞こえるか,

「まえ」と「うしろ」の見分けもつかない暗夜に

射しこむ一筋の光線 No. 1 Pure Pedigree

展示される演劇;

きみは見られることを知って,

見ることを知るのだから,





緊急事態宣言の発令を受けて、上演を中止する運びになりました。

楽しみにしていただいた方々、大変申し訳ありません。

詳しくは、こちらをご覧ください。

https://pepepepepe.amebaownd.com/posts/17188930











【タイムテーブル】

5/1(土) 14:00/☆17:00/19:00
5/2(日) 14:00/☆17:00/19:00
5/3(月・祝) 14:00/19:00
5/4(火・祝) 14:00

緊急事態宣言の発令に伴い、春琴抄の特別上演を中止すると共に、19:00開演の回を18:00開演へと変更しました。貴重なお時間をお取りいただいていた皆様、楽しみにしていただいていた皆様、本当に申し訳ありません。

タイムテーブルは、以下となります。

5/1(土) 14:00/18:00
5/2(日) 14:00/18:00
5/3(月・祝) 14:00/18:00
5/4(火・祝) 14:00

※受付開始は、開演の30分前です。



【チケット】

(予約・当日ともに)
一般・学生:3000円
高校生以下:無料(枚数限定)

※現金またはPayPayでお支払いいただけます。



【場所】

北千住BUoY



(画像タップで拡大)

Googleマップ: https://goo.gl/maps/3qZmb6BYVdVauWkg6

東京メトロ千代田線・日比谷線/JR常磐線/東武スカイツリーライン「北千住」駅出口1より徒歩6分、西口より徒歩8分 





【作品コンセプト】


「展示される演劇——つまり観客は「観る客」であり「観られる客」である」


今日のテレビドラマには(ややもすれば映画にだって)観客の存在意義について想定されていないものが多いように見受けられます。観客は「観る客」なのだから、表現者はただ笑わせたり、泣かせたり、驚かせたりすればいいんだよ——そういうエンターテイメント性に富んだ作品も確かに必要ですが、そういったものが「ふつう」で、それ以外は奇矯であると仄めかす時代の流れには賛同することができません。

とりわけ演劇は、スクリーン越しではなく、観客の目の前に演者がいて、演者の目の前に観客がいるのですから、観客の存在意義について真剣に考えなければ、演劇はこのまま「遺産としての表現媒体」に成り下がってしまいます。舞台芸術が映像に勝つにはこれを攻略するしかないのです。

私は観客を「観る客」であると同時に「観られる客」であると考えています。過去作『夢の旧作』では、冒頭で演者が観客席にカメラを向けます。

観客は「観る客」として着席したのに、自分たちが「観られる客」になったことに違和感を覚えます。そして撮影された動画は演劇が終わったあとに再生され、観客は「演劇を観る前の自分」の姿を目にしながら帰ります。

今作『No. 1 Pure Pedigree』の惹句でも「見る」「見られる」という言葉選びをさせていただきました。



フクロウが鳴いている,

きみには聞こえるか,

「まえ」と「うしろ」の見分けもつかない暗夜に

射しこむ一筋の光線 No. 1 Pure Pedigree

展示される演劇;

きみは見られることを知って,

見ることを知るのだから,



感染症禍の時代。私たちは、遠く離れた場所にいる相手とも、画面越しで話すことが「ふつう」になってしまいました。これまで「ふつうでなかったこと」が「ふつう」になるときには、かならず〈何か〉が零れ落ちるものです。

私たちの〈身体〉はどこへ消えていってしまったのでしょうか。

相手に触れたときのあたたかさ。髪を掻きあげたときのかおり。
『No. 1 Pure Pedigree』では、身体がそこにあるということ、とりわけ作品と観客が空間を一にするということを追求します。

感染症禍を言葉によって描き、時にエールを送り、時に風刺するような演劇はありふれていると思う。
でも、いま、演劇作家がほんとうに取り組まなくてはいけないのは「演劇が演劇である意味」を究めることではないでしょうか。

私たちは演劇を展示するのではありません。演劇は展示されているのです。これは単なる言葉遊びではない——おそらく劇場に足を踏み入れた瞬間に感じられるはずです。

作・演出 宮澤大和





【演出ノート】

延期前の公演から続く、「No.1 Pure Pedigree」の創作ノートです。

創作過程や、着想、作品のモチーフなどが、こちらからご覧いただけます。




【注意事項について】

・上演中、スモークマシンを使った演出がございます。また、上演スペースは地下1Fにあり、エレベーターがありません。ご心配ごとなどありましたら、pepepeclub@gmail.comまでお問い合わせください。


【新型コロナウイルスの対応について】

昨今の新型コロナウイルスの感染予防のため、ぺぺぺの会では稽古場・劇場で最大限の注意を払っております。しかし、劇場でのお客様同士の感染は、万全の対策を試みたとしても、全てを防ぐことはできないという現状があります。

そこで、お客様にお願いがあります。

①観劇前のお願い
もし、ご観劇日および、ご観劇日から2週間以内に、

(1)新型コロナウイルス感染が疑われる症状が出ていた。もしくは、感染していた。
(2)37.5度以上の発熱があった。
(3)自身と同居している人に、1または2にあてはまる人がいる。
(4)自身が濃厚接触者である。もしくは、その疑いがある。
(5)政府から入国制限・観察期間を設けられている国に渡航した。

のいずれか一つにでも当てはまる方は、他のお客様と俳優・スタッフの安全確保のため、ご観劇をご遠慮ください。その際、キャンセル料はかかりませんが、観たい他のお客様にお席を譲るために、ご一報いただけましたら幸いです。

②劇場でのお願い
・原則として、アルコール消毒とマスクの着用をお願いしております。何らかの事情により、アルコールの消毒やマスクの着用が難しい場合は、ご予約時にご相談ください。ご覧いただけるように、対応させていただきます。
・お客様同士の大きな声での会話はご遠慮ください。
・差し入れや出演者との面会はご遠慮ください。
・ご観劇当日に、全てのお客様に、緊急連絡先(氏名および連絡先)をご記入いただきます。頂いた個人情報は、新型コロナウイルス感染拡大防止以外の目的には一切使用せず、公演終了一ヶ月後に適切な手段を用いて破棄いたします。


③公演メンバー内での感染防止の取組み・公演中止の判断について
・お客様の安全を第一に考え、公益社団法人全国公立文化施設協会「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン改訂版」に従い、感染拡大防止を徹底して行ないながら、稽古・上演・運営いたします。
・出演者とスタッフは、本番期間中、各日において検温・体調管理を行ない、感染が疑われる場合は、その日の上演を中止します。
・公演前・公演期間中に、国・自治体・保健所・劇場から公演中止の要請があった場合、または、公演の継続が困難であると判断した場合、公演を中止することがございます。予めご了承ください。


お客様におかれましては、感染防止のためご負担をおかけしますが、ご協力のほど、何卒宜しくお願い致します。



【作・演出】

宮澤大和

【出演】

石塚晴日
佐藤鈴奈
熊野美幸
(以上、ぺぺぺの会)
松浦みる(いいへんじ/青年団)
小澤南穂子(いいへんじ)
大矢紗瑛
谷川清夏
大木菜摘(魔法の竹馬ミナもやん)

※『No. 1 Pure Pedigree』に出演予定だった、梢栄ですが、降板する運びとなりました。
つきましては、キャンセル対応を受け付けます。
キャンセルをご希望のお客様は、お手数おかけしてしまい大変申し訳ないのですが、
pepepeclub@gmail.com までご連絡お願い致します。



【スタッフ】
演出助手・舞台美術・写真撮影:コトデラシオン(十六夜基地)
照明:早野陵
音響:おにぎり海人(かまどキッチン)
音楽・映像:杉浦未来(れとろみらい)
舞台監督:河井朗(ルサンチカ)、佐藤鈴奈(ぺぺぺの会)
衣装:有間絵未(ペペペの会)
制作:ぺぺぺの会 制作部
制作補佐:有間絵未
宣伝美術:羽田朱音
技術監督:木村りな






【クラウドファンディングにご支援いただいたみなさま(ご支援頂いた順)】


うちま たろう
七川まどか
松本悠
愛猫ここ
中島梓織
金定和沙
藤野タロウ
萩原由依子
黒川武彦
土屋 勇人
折笠誠
武藏諒祐
雨森夜宵
劇団オミザイル
knasada
同郷の友
髙木海斗
有馬武蔵(青幻燈/wokome)


ペペペの会のクラウドファンディングにご支援いただき、誠にありがとうございました。

上演は中止になってしまいましたが、
いただいた資金は、今後の活動継続のために大切に使わせていただきます。

今後とも、ペペペの会を宜しくお願い致します。