2021年3月おうさかの「ぺ」公演『春琴抄 -ホワイトアウトする静謐-』

『春琴抄 -ホワイトアウトする静謐-』

原案 谷崎潤一郎





原案

谷崎潤一郎


作・演出

宮澤大和


出演

石塚晴日

佐藤鈴奈

新堀隼弥


フョードル・ドストエフスキー著『地下室の手記』。バンジャマン・コンスタン著『アドルフ』。これまでさまざまな古典小説を原案に、戯作をおこなってまいりました。今回は、日本を代表する世界的小説家でもあります、谷崎潤一郎著『春琴抄』をもとに、舞台芸術を創作します。

ぺぺぺの会では、2018年の発足以来、舞台芸術の枠に留まらない多くのアーティストと交流しながら、独自の「詩の演劇」に取り組みつづけてきました。殊に、『夢の旧作』(2018/07)では詩文が舞台上に黙然と照射される無言劇を、『 楽 園 迫 る 』(2020/12)では詩文を解体し生成した会話劇を、舞台上に描出しました。

今作は、古来より受け継がれる日本文学の口承性を多分に活かすため、『春琴抄』へ大胆に詩的アレンジを施していきます。〈読む文学〉から〈聴く文学〉へ。そして〈目で見る〉から〈肌で感じる〉へ。......これは谷崎文学のなかでも重んじられてきた感覚論です。

目にみえることだけがほんものであると刷りこまれる今日だからこそ、暗がりの演劇空間を創り出す意義が、かならずあるはずです。足下を照らすような暗闇をともに創りましょう。足下を照らすような暗闇をともに肌で感じましょう。



稽古場をのぞく

ぺぺぺのドキュメンタリー vol.1 『春琴抄 -ホワイトアウトする静謐-』

ぺぺぺのドキュメンタリー vol.2 『春琴抄 -ホワイトアウトする静謐-』


主催

おうさか学生演劇祭 Vol.14

https://hopsince2013.wixsite.com/osakagakusei

日時

2021年 3月12日(金) ~3月14日(日)


会場

SPACE9



スタッフ

演出助手:熊野美幸、山崎彩

衣装:有間絵未

宣伝美術:熊野美幸


協力

おうさか学生演劇祭事務局、シアターグリーン学生芸術祭事務局、君と羊


お問い合わせ

pepepeclub@gmail.com