新NISA批評演劇『悲円 -pi-yen-』 京都再演
京都芸術センター Co-program2025 カテゴリーA 採択事業
新NISA批評演劇『悲円 -pi-yen-』
パパから引き継いだ畑でブドウを栽培している
歳を取っていくらか面倒になった母親をいつからだろう、クソババァと心のなかで蔑むようになったのは
いつも比較されて、いつも自分はほかの誰よりも劣ってるのだと思って生きてきた、
一発逆転してェ……
そこにやって来たのはFIREを達成したと自称するインフルエンサーの二人組、奴らは夜な夜なライブ配信をしてこう喧伝する
——今! まさに今! 日本円はとても悲しい運命を辿ってる最中なんです🥺
劇作家が自らの投資体験をもとに書き上げた、ぺぺぺの会のワンダフルな新作長編
【作・演出】宮澤大和
【出演】石塚晴日、熊野乃妃、佐藤鈴奈、池川貴清、岸本昌也、酒井信古(人間座)、山西由乃(Gesu◎)
【日時】2026/1/23(金) ~ 2026/1/25(日)
【会場】京都芸術センター 講堂
ただいま、レぺルUP中....!
『悲円 -pi-yen-』のLv。UP
かつて東京でひそかに伝説となった 新NISA批評演劇『悲円 -pi-yen-』
でも本当のクライマックスは、まだ来てなかったぺ…!
目指すは、演劇の都・京都。
でもそこで上演するには、レペル(Lv。)100にならなきゃなんだぺ!🥺
最強の演出家と劇作家を仲間に加えて、
『悲円』をさらに面白く、最高に仕上げるレペルアップ企画!
🥋2025年7月〜10月
🥋京都芸術センターなど にて
本公演に向けて
2024年は「新NISA元年」と呼ばれた。これまでのNISA制度よりもさらに非課税枠が増えて投資を始めるハードルは格段に下がったといえる。その頃からぼくの周囲でも投資の話をする人が増えた。
投資で一発当てて、もしも経済的自立(投資のリターンによって得られる収益だけで生活をすること)を達成できたら仕事を辞めて田舎暮らしでもしようかな。東京で身も心もすり減らすのは散々だ。
ただの飲み会での与太話。だけれども、この会話はなんだか「現代」を克明に描写しているような気がして、ぼくの心をきゅっと掴んで離さなかった。
次に演劇をつくるときには「新NISA」を、「投資」をテーマにしようと決めたからには、すぐさま証券口座を開設してぼくも投資を始めてみた。
投資を始めて、わりに真剣に投資対象や金融経済をリサーチしていると世界の見えかたがだんだんと変わってきた。演劇を始めたばかりの頃も、世界そのものが大きな「演劇」に見えてきた感覚とちょっと似ている。今、ぼくにはこの世界が大きな「経済の演劇」に見えている。
新NISAをテーマにした演劇は最終的にアントン・チェーホフの名作『ワーニャ伯父さん』と結びついて、実を結ぶようにして新たな物語が生まれた。
どうしてチェーホフだったのか。どうして『ワーニャ伯父さん』だったのか。理由を述べることはできるにはできる。けれど、述べられる理由はすべて後から付いてきたものであるような気がしてならなかった。
あの時、『ワーニャ伯父さん』と投資にまつわるあれこれが結びついた、あの瞬間の静かな電撃がこの作品には込められてある。
——作・演出 宮澤大和
公演情報
【日程】
2026/1/23(金) ~ 2026/1/25(日)
【会場】
京都芸術センター 講堂
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
📍MAP
【チケット】
日経平均株価に準じた価格変動制を採用しています。
(チケット販売開始は10月ごろ開始予定です)
一般チケット:価格変動制
[事前精算・おすそわけチケット購入]
※事前精算は、毎週金曜の日経平均株価の終値(15:30時点)× 0.09円が、翌週のチケット代の料金になります。
例:1/17(金)の日経平均株価終値 38,451.46円× 0.09 = 3,460円が、翌週1/20(月)~1/27(日)まで適応となります。
[当日精算]
※当日精算は、ご観劇日当日の日経平均株価の始値(9:00時点)×0.09 がチケット料金になります。
【出演】
石塚晴日、熊野乃妃、佐藤鈴奈、池川貴清、岸本昌也、酒井信古(人間座)、山西由乃(Gesu◎)
【スタッフ】
作・演出:宮澤大和
舞台監督:北川こだち
照明:林実菜
音楽:水瀬時帆
音響:林実菜
宣伝美術:羽田朱音
制作企画:石塚晴日
制作経理:佐藤鈴奈
企画・製作:ぺぺぺの会
主催:ぺぺぺの会、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
助成:芸術文化振興基金助成事業
0コメント